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  • 作品紹介 バリアーレスハウス 『光と風の家』

    かつてのお施主様の住居は2階への階段勾配が非常に厳しく、
    玄関へのアプローチも道路からすぐに玄関口だったため階段が多く改善を切望されました。

    また昨今の事情もあり高い耐震性と耐久性・メンテナンスの長期フリー化も希望要素となっていたため、
    これらを構造並びに外装材等に反映させる計画としました。





    所在地:東京都立川市
    敷地面積:227.56㎡
    建築面積:91.76㎡
    延べ床面積:80.32㎡
    階数:平屋建て
    構造:木造在来工法/ラーメン構造
    設計期間:8ヶ月
    施工期間:5ヶ月






    平面プランニング:平屋建てならではの居室構成
    平面プランの特徴は平屋建てであること、最小の部屋数とすることの2点です。
    その為部屋自体はLDKと寝室の2部屋のみとなっています。
    結果としてLDK15.5畳、寝室10畳の広さを確保することが出来ました。さらにホールは間仕切り引戸とすることで一体利用が可能になっており、最大で23.7畳の大空間に変貌します。

    また建物中央部分に玄関とホールを配置することで動線の最小化を図りました。



    外壁面:夏の日差し低減と外壁保護を実現
    北側玄関通路は傘をささなくても雨に濡れないように、南側ホールは夏の直射日光を遮るように、ともに軒の出を6尺(1.82m)とすることで住環境を向上させています。

    さらに外装材自体には簡易断熱性のある材料を、仕上にはワンランク上の塗料を使用することで耐久力を持たせました。

    外壁材:軽量発泡コンクリートパネル+アクリルシリコン塗装



    屋根:強度と耐久性・デザインを併せ持った片屋根
    シンプルな納まりとモダンなデザインを両立させるため勾配の異なる片流れの屋根組合わせました。

    また軽量材であるため低重心となり耐震性にも優れ、さらに耐久力も非常に高く長期間に渡っての
    メンテナンスフリーを実現しています。

    屋根材:ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き t=0.4 フッ素塗装品



    玄関ポーチ:段差のないストレスフリーなアプローチ
    お施主様の当初からの希望であった通用門から玄関まで階段のないのアプローチを実現するため、全長8m以上にわたるスロープを計画当初から折込み玄関位置を検討しました。

    その結果、一般住宅より厳しい公共施設基準である勾配1/15をクリアーすることができました。

    床面:御影石張り(t=30 ジェットバーナー仕上げ)



    玄関:バリアフリーと使い勝手を意識した納まり
    間口を2.6mと広くし、また両引き戸にすることで荷物で手がふさがっていたり、車イス利用時等でも出入りがしやすいようにしました。さらに玄関の上がり口も10cmと、通常の半分以下にしています。
    その一方で御影石の床や、タイル張りの壁面仕上げ等意匠上も配慮しています。

    玄関引き戸:F型PG(LIXIL)
    玄関壁タイル:エコカラット(LIXIL)



    ホール:木漏れ日と日陰をもたらす吹抜け空間
    玄関を開けると眼前に広がる吹き抜け空間と縦方向に広がる大きな窓。お施主様はもとより、訪れたゲストの目にも印象的に映るようそれらを配置しました。
    またリビングとの間仕切り戸を開放することで面積以上の開放感をもつコミュニティスペースの役割も担います。

    大開口サッシ:ワイドウィン(LIXIL)
    床材:ライブナチュラルリミテッド(朝日ウッドテック)



    LDK:コミュニケーション性を重視したLDKスタイル
    ご家族、またゲストとのコミュニケーションを重視し対面式のキッチンとしました。リビングはもとより、ホールとも一体化させることでより会話の弾む大空間を作りました。

    またオープンタイプのキッチンのためカップボードとは別に大収納のパントリースペースを設置しました。

    キッチン:リビングステーションSクラス(Panasonic)



    寝室:落ち着いたクラシックなテイストを表現
    寝室は落ち着けるように天井高さを低く(2.3m)設定し、床材や壁材は落ち着いたトーンの材料としました。さらに照明器具・カーテン等もそれらとのマッチングを配慮し選定しました。

    また書斎も兼用することから光の入る窓際にサイドキャビネット付のテーブルを取付けました。

    照明器具:シャンデリア(Panasonic)
    テーブルセット:キュビオス(Panasonic)



    物入れ:使い勝手とプライバシー性を併せ持った収納
    ゆとりある収納力、使い勝手、プライバシー確保のバランスを考慮し寝室奥にクローゼットを配置しました。寝室奥の収納なので出入口戸は設けず使いやすさを追求しています。

    なお収納棚はお施主様に模型を確認していただくなどして寸法や段数等を検討・決定しました。

    収納棚:赤松集成材(t=30)+水性ウレタンクリアー塗装



    トイレ:車イス利用までも考慮したレストスペース
    通常トイレはプランニング後半で配置されることが多いのですが、当社では重要な生活動線の一部と捉え設計初期段階から検討し織り込んでいます。
    デザインもさることながら必要なスペース並びに配置に関しても配慮しています。

    室内寸法:1.67m×1.14m
    トイレ本体:サティスS5モデル(LIXIL)



    洗面所:清潔感のある白を基調とした、ゆとりの広さ
    計画当初より部屋数は最少数で考えていたので、洗面所も広めに取ることができました。洗面台も、洗濯機スペースもゆとりをもって配置しています。

    一方脱衣室の冬の寒さ対策として床暖房を設置して、浴室から出たときの冷感を低減しています。

    洗面化粧台:L.C(LIXIL)
    床暖房:電気式200Vタイプ(Panasonic)



    夜景:ライトアップが印象的な光の演出を内外に展開
    南側庭園に植えられた木々の作る光の表情を、昼間だけではなく夜間も楽しんでいただけるようライトアップを実施しました。

    ホール上部の開口部から漏れる光と合わせ家の防犯にとどまらず、夜間道行く人々に安心感と通る楽しみ感じていただければと思い計画しました。

    シンボルツリー:シマトネリコ
    ウッドデッキ:ウリン



    基礎施工:安心と信頼は建物の足元から
    どんなにデザインや使い勝手が良くても建物としての信頼性が無ければ意味はありません。特に本案件ではお客様からのご要望もあり、地盤調査の上強固な基礎としています。
    一般的な基準では得られない確かな安心と信頼を感じ取っていただける仕様となっています。

    基礎種別:総耐圧版基礎
    コンクリート厚:底版20cm/立上り18cm
    鉄筋:13+10mm総二重配筋



    躯体施工:見えない裏側の屋台骨
    耐震性の考慮はもちろんのこと、ホールの吹抜け、大開口サッシ、6尺の軒の張出し等ダイナミックなデザインを実現するため慎重に構造設計を行いました。
    その結果大断面集成柱や水平面トラス構造体を採用しました。

    ホール開口部:大断面ラーメン構造
    小屋組み水平面:火打ち部材トラス構造