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  • 2018年6月23日

    Ys-Projectその11 事務所棟大窓にDPGを採用

    本日は事務所棟西側の大窓についてレポートさせていただこうと思います。





    大窓にDPGを採用

    今回のプロジェクトでは事務所2階にお客様との商談・打合せスペースを設けており、
    • お客様のプライバシー確保
    • 外部との接点を設ける
    という相反する要素を盛り込みたいと考えました。

    そのため南側の道路に面した壁には開口を設けず、西側に大開口を設けるプランを採用しました。
    意匠性と開放感を演出するため、オフィスビルや公共建築物で多く採用されるDPG工法でガラスを
    取付ける事にしました。

    DPGは今回の作品の大きなフォーカルポイントとなっています。
    外からは道行く方々の足を止め、中からは開放的なミーティングルームの空間づくりに大きく寄与しました。
    こういったオリジナリティを演出出来るのもフルオーダーの作品ならではかと思います。





    DPGとサッシの違い

    一般的なサッシが窓枠の「辺」でガラスを支持するのに対し、DPG(Dot Point lazing)では
    「ドット(点)」でガラスを支持します。
    DPGでは特殊なボルトで点固定するため、ガラスの透明感を活かした開放感溢れるファサードを構築できます。




    DPG工法の課題

    2018年現在、DPG工法は防火サッシとしての認定を取ることが出来ません。
    建物の面した道路幅や設置場所等の条件により、防火サッシ認定の取れないDPGを採用出来ない
    ケースがあります。
    今回のプロジェクトはそれに該当してしまいました。

    この問題についてはガラスの内側に防火用のシャッターを埋込むことで解決しました。
    シャッター機構を天井に埋め込んだり、シャッターレールを壁に埋め込んだり、防火用シャッターを
    意匠的なマイナスポイントにしないための工夫には苦労しましたが。。。







    DPG施工の様子

    ガラスの重量が1枚360Kg程あるため、取付けには大型のレッカー車、吸盤の付いた道具、
    そして大型ガラスの設置を専門に行う作業員が必要になります。

    所定の位置に据え置いた後、専用のボルトを規定トルクで締めてガラスを確実に固定します。
    取付完了後に周囲を防水シーリングして完成です。